2007年05月10日

書評 「神曲奏界ポリフォニカ ロマンティック・クリムゾン」

クリムゾンシリーズの2作目。


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書評/ライトノベル

本作では、大企業の御曹司のオミ・カティオムから
ある依頼が持ちかけられるところから全てははじまる。

序盤は恋愛、終盤には彼の背後から黒い影が迫り来る。

ツゲ神曲楽士派遣事務所の面々の大活躍で
危機を救う、お決まりパターン。

神曲学士(ダンティスト)、それ以外の人間、精霊
大雑把ではあるが、その3者
それぞれの立場を強く考えさせる作品であった。

精霊は人間の良き隣人なのかどうか、
それ以上、近い関係になるべきであるのか、
それとも、ただ使役させる道具に過ぎないのか。

この作品の新曲という要素を著者は100%に近い魅力を出しているといえる。
強い意志が、技術を超え、神曲をより強く響かせる。
悪意より善意が勝つ。
王道ではあるかもしれないが、だからこそ面白い作品なのかもしれない。

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2007年04月30日

書評 「神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン」

春からの新アニメにもなったポリフォニカ赤の初刊。


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書評/ライトノベル

本書は、キネティック・ノベルというものの続編だそうだ。
続編といっても、この作品からでもスッと入っていけるような
配慮はなされているようなのだが
ほんの少し物足りないという方はキネティック・ノベルのほうに手を出すべきだろう。

人間と精霊、それをつなぐ新曲が共存する世界で、
主人公タタラ・フォロンは新米新曲楽師。
精霊を操るというより、精霊とともにあり、精霊に力を与えるそういう職業なのだろう。

主人公は少年漫画の王道のような性格とは程遠い、少しユルめで線が細い。
目に見えるような強い才能はないのだが
彼の契約精霊した精霊コーティカルテ・アパ・ラグランジェスが
制限つきレベル100で、まさにチートキャラ。

また、事務所の先輩、同級生、後輩ともに天才と呼ばれる
キャラが異常なほど多いのも本書の特徴。
このフォロンもきっと、何らかの能力が眠っていて、いずれ開花するんじゃないかと思うが。

厄介ごとに巻き込まれて、それを解決するパターンになっていて
よくあるシリーズものだと初めは感じたのだが
精霊と新曲という要素が加わることで、いい化学反応が生まれて
スイスイ読めてしまう。

しかし、アニメのほうがいい評判を訊かない。
私自身も、視聴してみたのだが、作画が危うくて見てられない。
このラノベの1/10のよさも出せていないのではないかと思うし
アニメ大増産時代に生まれた不幸なメディアミックスなのだと少し残念に感じた。
それもあって、このラノベには非常に期待して次巻も読むべきなのだろう。

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