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![]() | 佐藤 優 コウ・ヨンチョル 講談社 2007-07-20 売り上げランキング : 2234 おすすめ平均 ![]() 国益という文脈の中で 陸軍中野学校の凄さを再確認しました 北朝鮮の見方が変わる本Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いまや知らない人のほうが珍しいかもしれない佐藤優氏と元韓国国防省のコウ・ヨンチョル氏の対談本。
佐藤本の代名詞となった「国家の○○」とついた対談本は遠慮させていただいていたのだが、先日、図書館の新刊コーナにおいていた本書をたまにはいいかと手にとってみたのだけど中々の好感触だ。
対談本だけあって、口語表現なのでタイトルに気後れせずに手にとっていただきたいものである。両氏ともインテリジェンスに携わってきただけあって現場の雰囲気を少しぐらいはつかめるような配慮がされている。特に陸軍中野学校あたりは必読である。
同じような境遇にあった2人だからこそできた1冊なのかもしれない。
ネット上で無料で見れる読み物を書籍化した中で
最も価値のある1冊。
ビジネスのお供としては最高だろう。

本書は「フジサンケイ ビジネスアイ」にて佐藤優氏が連載されているコラム。
ネット上であがっているものとの違いとして
キーワード解説と検証がついている点が最大の違いだ。
時事問題、外交問題に疎く、ニュースで耳にする程度で
大して意味もわからない用語を懇切丁寧に解説している。
そして、筆者である佐藤優氏による独自の鋭い目線からの検証に尽きる。
個人的ではあるが、最も興味が沸いたトピックとして
ロシア流"暗殺術"というのがあった。
リトビネンコ氏暗殺事件の裏側を読む筆者の切り口は悪くない。
このシナリオで政府が暗殺することはないそうで
諜報の世界では誰も得のないことはしないそうだ。
暗殺ならCIAなら交通事故、KGBなら自殺に偽装するケースが多いようで
そして、筆者も一服盛られた経験ありというのが笑えない話である。
過激な推理であったために
このトピックの反響が大きかったそうな。
この本で、昨今の時代の流れを感じてみるのも悪くないかもしれない。