今年読んだ本で3番目くらいに面白かった。
トヨタが追いかけ続けた巨人、GM。

スローン・コンセプト 組織で闘う 「会社というシステム」を築いたリーダーシップ

いまや、世界でも知らぬ人は少ないのではと思われるGMの
基盤を作り、ここまで大きくした立役者
アルフレッド・P・スローンJrに焦点を当てた話だ。
1900年代初頭の自動車産業は
職人気質で、自動車を作ってきた人が
会社の経営者となるモデルだった。
その業界で、大学卒で
自動車を作ったことのない経営者は
当時は異例中の異例だったそうだ。
先代のデュラント氏の杜撰で無計画なやり方や
悪しき社内政治の蔓延があった。
紆余曲折を経て、スローン氏が社長になるわけだが
その腐りきった組織を変えていく彼の手法は
現代にも通用するものだろう。
ぜひとも本書で確認していただきたい。
商品を数字で管理している部門(財務、会計、製造)と
販売やメーケティングを担う部門では、
後者のほうが楽観的で希望を込めた数字を出してくるため、
予想には開きが生まれがちだった。
GMでの長年にわたる経験から、事業には並があること、 そして現実は営業部門の楽観的な予測ではなく冷徹な真実によってこそ 判断されるべきであることを彼は知っていた。
客観的かつ、物事を平等に判断することに
長けた人物であるということがわかる。
1世紀にもわたり、繁栄を続けた理由ではないだろうか。
本書は、ピーター・ドラッカー氏の発言が
ちらほらとのっているのも、見所のある点である。
企業経営とはなんぞやと思う人こそ
手に取るべき一冊ではないだろうか。
愛知万博から、はや1年。
日本で一番経済が盛り上がっている名古屋で
身近な技術が技術が触れられるメッセナゴヤ2007に注目!
さて、お題目
「これからのどんな技術があれば、安全、安心、快適か」
このメッセナゴヤ2007の個人的見せ場をピックアップしてみよう。
今も昔も、絶えない飲酒運転の対策として
車載型のアルコール検知器が個人的な目玉。
日本が世界に誇れる自動車産業だからなおさらだが
近年、自動車専用OSが開発されているそうです。
近い将来、この技術が使われる可能性が大なのでは?
と思います。
ぜひとも、御覧あれ。
さて、このナゴヤメッセは
入場料無料だそうです。
最新の技術が見れて、触れられて、楽しめて無料!
その目で確かめてください。
偏差値40から1月たらずで早稲田に入ってしまった!?

一昔前に、人気が高かった侍魂のようなテキストサイトを彷彿とさせるような内容だった。
太字と大文字が多く、面白ブログを1日かけて読んでしまったような
錯覚に陥るような書籍である。
複雑な単語がある文章はないし、台詞の部分が多いためか
1時間かからずに読了してしまうだろう。
他所のブログでも、著者はスゴイ!と書かれたものが多いので
その辺は割愛させていただき
本書の後半で紹介された勉強法について少し。
某T予備校の英語教師や、司法試験予備校の講師が出した
勉強法は勉強が出来ない人を、出来るようにもっていく
そういう教科書的な書籍で、見ていて感動すら覚えるのだが
本書は、その辺少し違う。
ダメなやつなりに、動けば何か才能が見つかるかもしれない。
「コツは、だらだら勉強する」とまでいっる。
誤解しないでほしいのは、何もだらだら勉強をするのを勧めているわけではない。
そのあたりは本書でじっくり確認していただきたい。
肩肘はらずに、テレビでも見ながら
楽しく、さらっと読める本としては及第点。
一読してみる価値あり。
理数系に強いといわれるIT大国インドでのし上がった
企業ウィプロに焦点をあわせたビジネス書。

ウィプロという企業についてご存知でない方はこちらをどうぞ。
ウィプロには、どんな些細な不正を一切許さないという企業の姿勢があるそうだ。
グーグルにも似たようなのがあったように記憶していると思って検索したところ
「悪事を働かなくても金儲けはできる。」というフレーズを見つけた。
両者ともに社員の意識の高さが窺えるわけで、すばらしい理念だと
関心している。
見習わなければならないが、腹にストンと落ちない部分がある。
ウィプロでは政治工作が一切ないそうだが
ここは特に違和感を感じる。
会社でも学校でも、人間がいるところ力関係は必ず存在する。
駆け引きや、根回しが本当に存在しないのか。
それとも、二重構造になっていて、
表面しか見えないようになっているのではないかと
勘ぐってしまいたくなる。
本書はわかりやすく、「正しい企業像」というのを
読者に伝えている。
ウィプロのような企業で働ければ、経営者も従業員も
幸せであると理解できる。
が、メリットばかり並べたプレゼンテーションに説得力がないように
何らかのデメリット、弱点なる部分にもメスを入れて欲しかったなと
個人的には思った。
そのほうが企業も生き物であると感じられ、よりウィプロを理解できたのではないか。
日本の企業が今すぐにウィプロのようになるのは非常に難しい。
だが、見習うべき点は多々ある。
社員教育については、日本でも導入すべきだと考える。
日本の企業は思った以上に生産性が高いとはいえない。
その生産性の低さを支えるのが、長時間労働という
実に不幸な仕組が日本企業を蝕んでいる。
社会に出てからこそ知識や技術を学び続けなければならないし
それが生産性にも繋がるのだと本書を読んで感じ取ることが出来た。
これから、世界の富がどういう方向に向かうのか
より平等に富が再配分されていったときに
日本企業が生き残ることが出来るのか不安にさせる
怖く感じる書籍であった。