近年、遺伝子組み換え大豆やBSEで世間を騒がせていることを
初心者でも理解し納得できるように書かれている。

やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る

ビジュアル面でも揃えて気持ちの良い表紙のソフトバンククリエイティブ新書で
見開きの左が解説、右が図解という形となっている。
生物をやっていない人でもわかるように配慮はされているのだろうが
ある程度の知識がないと遺伝子やゲノム、DNAがどうしても理解できないのかもしれない。
そのためだろうか、教科書を読んでいるように錯覚してしまうのが少し残念だった。
本書の難易度をつけるのならば、大学の教養の科学で使うテキストの
レベルぐらいはあるように感じた。
しかし、コラムにいたってはバイオテクノロジーの基礎知識がなくとも
万人にわかる親切設計になっている。
特に、アメリカ産牛肉の危険性について書かれているコラムは
今までメディアでクロイツフェルトヤコフ病の危険を目にしていたためか
本書を読んで考え方が変わってしまった。
バイオテクノロジーに興味がなく、なんとなく手にとってしまうと
最後まで読みきることは難しい。
実際、私も手元に届いて1ヶ月半以上かけて
何度か読み返している。
そういう意味では、本書はとっつきにくい本なのかもしれない。
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