今朝、大学の友人からモーニングメール代わりに
「ブルーウェーブの開幕戦のタダ券2枚あるんだけど、どう?」
と、無料という甘美な響きを受け私はOKと即メールを返した。
試合開始15分前にスカイマークスタジアムに着き
外野席側から入場した。
予想通り、パリーグの試合だ。
開幕戦で花火ナイターといってもセのそれと比べては
少し寂しく感じてしまうのは仕方がない。
今日の先発はセラフィニという外国人投手だそうだが
どうも、ピリっとしない。
先頭打者からランナーを出す展開を何度か繰り返しながらも
何とか抑える。本当にひやひやさせる心臓に悪い投手だ。
お互い、点数をとることができないまま
私は2回の表のハムの攻撃が終わるとトイレにいった。
用を済まし戻ろうとすると「ボーン」という音を上げ、火を噴いているではないか。
何があったのかとすぐさま、席に戻ると
友人が「やったで」とこぶしを握りガッツポーズをしている。
そう、タフィ・ローズがソロHRをうってダイアモンドを廻っているではないか。
「ブランクありであの歳で戻って役に立つのか」と先日自分が訊いたのを
思い出し、少し恥ずかしくなったが、兎に角、ファンと一緒に先取点を喜んだ。
その後もHR構成で4点をもぎ取り、セラフィニも無失点。
そして、オリックス最後の攻撃となる8回の裏。
満塁の場面でルーキー大引の打席、打った打球はグングン伸び
外野まで一直線・・・で入ると思われたのだが
フェンスによじ登りフェンス前でダイレクトにグローブでキャッチ。
スコアを見上げると、4点追加されているが
どうやら、エンタイトル2ベースになったようだ。
その内容を伝えるアナウンスが会場に流れると
その行為に怒声を帯びた関西弁で口汚く大声で野次るファンたち
何だか、勝っているのに気分が悪いではないか。
いや、確かにフェンス前でとった子供は悪い。
プレイを邪魔するという意味でも、そして何より危険なのだ。
でも、ライト側席から見れば、HRだったように見えたわけで
確かに、文句をいいたくなる気持ちはわからないでもないが
これだけリードもあって、まだチャンスは続いているのだ。
大人なら、ぐっと我慢して次の応援をしたほうがいいのではないかと感じた。
しかし、この出来事でこうも自分の中の試合観戦熱がさめてしまった。
試合はブルーウェーブが勝ってよかった。
その中身も問題がないが、たったひとつトラブルがこうも大きく気分を害するのか
帰路に着く途中でずっとそんなことを考えていた。
ライブドア・ショックからもう1年を過ぎた今、明かさせる事件の裏側
そして、今後のライブドアはどうなるのか。


ハードカバーで278ページで1500円、可も不可もないといったところ。
白い表紙がクリーンな印象でこれも悪くない。
文字が大きく、余白も多いため
読書時間は約1時間ほどで読みきれる。
あの日ライブドアに何があったのか
最初のページをめくり、この文字を見た人は一気に吸い込まれるだろう。
特に去年のLDショックを見、堀江貴文元社長が逮捕された一連の報道
一体、その舞台裏で何があったのか、そして新社長の平松庚三氏が
どんな人物であるか、知っている人はそう多くないのではないだろうか。
平松庚三氏はソニー、アメックス、AOLなどを渡り歩いた経歴をもち
一見、華やかなキャリアを積み重ねているようだが
順風満帆に積んできたわけでなく、
かなりのリスクを背負っているのが本書でわかる。
氏は前社長の堀江貴文より年老いているし、派手な言動はあまり見られない。
世間一般ではそんな彼が地味な印象をもたれがちかもしれないが
本書は、その印象をガラリと音を立てて崩してくれる。
ライブドア社長になった経緯から入り、一気に吸い込まれるように
彼の歩んだ道のりがひとつずつ丁寧に刻まれている。
60歳になって一番成長したと語るエネルギッシュな還暦には
本当に驚かされる。
50、60はハナタレ小僧だそうだ。
彼が社長になりライブドアがどう変わり、どう進むか
興味が沸いてくる一冊といえるでしょう。
「絶望、結構じゃないか。それが、俺達の餌になるんだから」

ハゲタカ、それは企業買収を専門とした会社のことを指す表現である。
死にかけた企業の死臭と金に臭いを嗅ぎとり、それに群がるファンド
ホライズンインベストメント社の日本法人の代表である鷲津政彦の物語。
本書と本書の続きであるハゲタカ2(バイアウト)をNHKがドラマ化、
反響がとても大きかったようで、それがきっかけで
本書を手にされる方も多いのではないだろうか。
もちろん、私もその1人ではあるのですが。
鷲津政彦の視点として話が進むだけでなく
もう1人の主人公、三葉銀行の芝野健夫の視点からも話が展開される。
ドラマでは、家族、兄弟などを排除し経済を中心としていたが
人間臭さが垣間見える彼らの生活もしっかりと拝むことができる。
しかし、鷲津と芝野の視点の切り替わりが結構多くなっている。
そのため、どうしても脳内処理装置が混乱してしまい
何度か読み返すハメとなっているのが少し難点であった。
経済小説と称しているだけあって、ドラマと違って
多少、経済的な部分は複雑となっているが
著者が経済に疎い人にもわかるように丁寧に書かれている。
さすが、元新聞記者といったところだろう。
続刊であるハゲタカ2(バイアウト)を読みたくさせるような結末。
はたして、彼らは落ちているのか上がっているのか。
1日を合計して2.1時間(1日の約28%)は何らかの原因で業務が中断している。


仕事のスピードをいきなり3倍にできるかどうかはさておき、
次の日からでもすぐにはじめられるような
手軽な手法ばかりを集めている。
いや、手法というと語弊があるかもしれない。
多くの部分で精神面や考え方、気持ちの持ちようで
仕事の効率を高めることができる。
それでいて、読み手に納得させるだけの理屈がしっかりと
説明されている。
精神面以外の部分だけにとどまらず
面白いアイデアが結構あった。
その中の1つ、メモはメールで記憶するというのを本書から引用させていただくとする。
タスクリストと同様、メモを残すのも、信頼の置ける場所1か所に限定すべきです。
そのときに手近にあった紙片や付箋に書くと、紛失の危険があるだけでなく、
あとでそれらを整理するという新たな作業を生み出すことになります。メモはすべて自分宛のメールとして記憶するようにします。
すべてのメモはメールの形で「受信箱」に集まるようになります。
メモのないように応じていくつかのメールを決めておき、
そのアドレス宛に送るようにします。
続きにこのことをもう少し詳しく書かれている。
他にも簡単で、面白いアイデアで考えられた効率的な方法を
いくつも紹介している。
興味を持った方は本書を購入して確認してはどうだろうか。
巻末付録の仕事のスピードアップに役立つTips集があり
ツールの使い方を中心にスクリーンキャプチャーを交えながら書かれている。
50ページ弱もあり、ずいぶんと豪華な付録で
タグ索引なる、他の書籍では見たことのない
変わった索引がケツについている。
本当に至れり尽くせりでほんの少し遊び心も垣間見える
良書であるとイチオシしておこう。
この本は、本当に困った本だ。

BLOG FFsPaMs さんの本書の書評が大変面白かったので紹介しておこう。
材料はものを作り上げる上でまさに「なくてはならない」ものだ。いかによい設計があっても、それを支える材料がなければ機械たり得ない。仮に機械や部品の形をなしても、それが安全で有効に使えるものになるには、材料の品質や性能が大きく影響する。
私の住んでいる県内には材料関連の学科が存在しなくなってしまっているようだ。
そもそも、工業高校自体が非常に危ない状況にあるのだと感じている。
少子化及び大学進学が増える昨今では、どうしても不人気になるのは仕方がないのはわかる。
もちろん、私の母校でもそれが著しく現れていて
デザイン科、情報技術科、建築科の3学科を除いて、あまり人気がないのが実情で
クラス及び学科の削減が検討されているというのを小耳に挟んだことがある。
そんな中で苦肉の策として出たのだが、学科の名称変更だろう。
今までの学科名の後ろに"工学"という文字を付け加えたり、
大幅に変更する学科もあった。
そうしているうちに市内の別の工業高校が合併を行い、新たな学校が誕生したようだ。
学校も減り、学科も減り、生徒も減り、
いつか工業高校そのものが立ち行かなくなる時代が来てしまうのではないかと危惧している。
話は大きくそれてしまった。元に戻そう。
第7章 ガラスが高性能の透明トランジスタに変身からが興味深いものであった。
電子回路と電子機械をやっていたからだろうが
ある程度は理解してのみ込んでおかないと辛いのかもしれないとも思った。
原理は本書を読んでいただきたいのだが、
電子ペーパーなるものも紹介されていた。
プラスチックを利用して曲げた状態での映すことが可能なディスプレイは
近い将来出てきてもおかしくないのはないか。
そうそう、上記で、この本は、本当に困った本だ。と記したのは
一体、誰を対象にした本であるのかさっぱり理解できない。
やさしいバイオテクノロジーでは比較的わかりやすいように書かれていたが
それでも難解という書評があったぐらいだ。
本書はさらにやさしいバイオテクノロジーよりも難易度が高いといえるだろう。
そして、機械材料を専攻している学生にとっては本書で物足りるのであろうか?
というふうに感じた。
本書自体は面白いし好奇心をそそられるが、読み手を選ぶし
その範囲が狭く感じるので星3つとしておく。
人類史上最古の文明人は、なにを考えて生きていたのか?

古代メソポタミア、人類最古の文明といわれた
シュメル人(シュメール人)にスポットライトを当てた作品である。
古代に人はやはり惹かれるのであろう。
私自身、シュメルなんて言葉を一度も耳にしたことがないのだが
タイトルにある五〇〇〇年前の日常、そう、この日常というキーワードで
古代の人たちの生活習慣を語ったお気楽本だろうと勝手に想像をしていたのだが
良い意味でこれは裏切られた。
もちろん、シュメル人の日常である衣食住、または当時の医学的なことまで
こと細かく書かれている。
それと平行して、当時のシュメル人の歴史的経緯、
戦争や神々のことが埋め込まれているため
「ああ、そういうことか」と1つ1つ納得しながらテンポよく読み進められるため
読後感がとても爽快である。
ここで、帯に書いてある殺し文句、教育パパの部分を引用しておこう。
「お前はどこへいっていたんだ」「僕はどこへもいっていません」
「お前がどこへもいっていないんだったら、お前はどうしてうろついているんだ。学校へいけ。先生の前に立って、お前の割り当てを暗唱しろ。お前のかばんを開け、粘土板を書け、助手にお前のための新しい粘土板を書いてもらえ。お前が割り当てを終えて、監督官に報告をしたら、私のところへ帰って来い。通りをうろつくな。お前は私がいったことをわかったか」
「わかりました。お父さんのおっしゃったことを僕は復唱しましょう」
「では、繰り返してみろ」
そのあとも小言が延々と続くそうだ。
当時は、生活に安定のある役人になるためには字の読み書きができなければならなかった。
母親の識字率が非常に低かったため、シュメルでは教育を父親に任せていたようだ。
5000年経ち、社会情勢がまったく違っていても親というのは心配性で
お節介を焼かなければ気がすまない習性にあるようだ。子も子で同様ではあるが。
いつまで経っても変わらないそんな人間くささがたまらなく面白い。
本書はシュメルの導入編としては最適なのだろう。
Webの新たな波と目されているWeb2.0という概念が
いつから言われはじめたのだろうか。
本書はそれにビジネスモデルのあり方を提示しようとしている姿勢が強く見える。


CGMは個人による情報発信の総称であることが多い。
限られた人でなく、そのページを閲覧している全ての人が参加できる双方向型で
mixiやAmazonなどもそれにあたる。
本書はここ数年にWeb2.0といわれるサービスで起こった出来事を題材にし、
どうして、ここまでこのサービスはヒットしたのか
そして、何故、この企業はサービスを使いこなせなかったのか
ということを解明している。
また、Web2.0と既存のメディアとの転換の難しさや
親和性の低さの指摘も非常に面白い部分であった。
読んでいると、このCGMという形態を最大限に利用した
CGMの申し子ともいえるmixiやAmzon.co.jpも
周回軌道にのった人口衛星のごとく簡単に落ちない衛星ではないと感じた。
ビジネスモデルとして収益を得る方法があまり確立されていなく
新たなサービスが付け入る隙がまだあるように見えてしまう。
これもまた個人が発信する情報で判断されるのだろう。
兎に角、周回軌道上から何度もロケットで加速させなければ
見るも無残に落ちてしまうのではないだろうか。
それも従来よりも早い形で。
見やすいレイアウトで読みやすいので
1時間程度で目を通せてしまうのですが十分納得できる内容であった。
近年、遺伝子組み換え大豆やBSEで世間を騒がせていることを
初心者でも理解し納得できるように書かれている。

やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る

ビジュアル面でも揃えて気持ちの良い表紙のソフトバンククリエイティブ新書で
見開きの左が解説、右が図解という形となっている。
生物をやっていない人でもわかるように配慮はされているのだろうが
ある程度の知識がないと遺伝子やゲノム、DNAがどうしても理解できないのかもしれない。
そのためだろうか、教科書を読んでいるように錯覚してしまうのが少し残念だった。
本書の難易度をつけるのならば、大学の教養の科学で使うテキストの
レベルぐらいはあるように感じた。
しかし、コラムにいたってはバイオテクノロジーの基礎知識がなくとも
万人にわかる親切設計になっている。
特に、アメリカ産牛肉の危険性について書かれているコラムは
今までメディアでクロイツフェルトヤコフ病の危険を目にしていたためか
本書を読んで考え方が変わってしまった。
バイオテクノロジーに興味がなく、なんとなく手にとってしまうと
最後まで読みきることは難しい。
実際、私も手元に届いて1ヶ月半以上かけて
何度か読み返している。
そういう意味では、本書はとっつきにくい本なのかもしれない。
本書のある一文を紹介しよう。
ブランド買いにこだわる僕たちだけど、「キレが違うから」なんて理由をいっているのは、実は後付け。
最初は直感で選んで、あとから自分で都合のいい言い訳をしているのだ。

購入のキッカケは理屈ではなく、”なんとなく”という無意識の部分にある。
一旦モノを買って、自宅であけてみると「なんで、こんなもの買ったんだろう?」
という経験はないでしょうか。
表紙からも読み取れるように中身もポップなイラストがちりばめられている。
文字数もさほど多くなく、上記のとおり難しい言葉も言い回しもないため
ビジネス書の中ではエンターテイメント性が非常に強い。
誰にでも”これはあるある”と思わせる26の具体例を述べ
小難しい言葉を一切使わず、誰にでもわかりやすいがビジネスの本筋を外れていない。
幅広い年齢層に読まれることを想定されているのではないだろうか。
人から聞いた、アマゾンレビューを見た、などクチコミの影響力にも
本書では疑問を投げかけている。
はたして、人は本当に他人から訊いた情報、得た情報で買い物をしているのか。
物やサービスを選び、買うという一連の行動の理屈を知りたいという人に強く勧めたいと感じた。
いまやインターネット検索の雄ともいうべきグーグル検索の優位性についてはご存知だと思います。

本書は新書版サイズで、その帯には「科学好き」&(or)「理工系」と書かれているが
その両方に漏れるであろう人にも読んでいけるように初級編から丁寧に解説されているので
理工系以外の方でも読み解ける内容となっている。
題名どおりに初級、中級、上級と100個の検索術を披露していて
見開きで1つの"技"を紹介している。
左ページには文字による解説、右ページは図解による解説と用語集や
例などとなっているので頭に残りやすくなっている。
初級編から中級編まではグーグルの検索術が中心となっているが
上級編ではウィキペディアと英語での科学系サイト及び論文の閲覧、購読方法が
細かく書かれている。
しかし、ウィキペディアは誰が編集したかわからないため、
情報の信頼度が高いとはいえず上級編で書くことなのかと疑問に思った。
もう一方の英語での科学系サイトの利用方法がこれだけ細かく書かれた書籍は
そうはないという点に関しては価値のある書籍であるといえる。
主にこの部分が理工系、特に科学を専攻している学生及び研究者が
読むべきところだと感じた。
理工系どころか初心者や上級者も関係なく、グーグル検索の”技”やグーグルのサービスは
知っているだけで強力なサポートツールとなるのが本書の美点であり
索引でうっかりグーグル検索の特殊構文を忘れたときなどに辞書代わりとして使うために
机の隅においておくと、気のきくパートナーとなってくれると感じた。
そして、英語を使えるともっと楽しくなるのだろうなと再確認させてくれた。